SPECIAL INTERVIEWスペシャル対談

今こそ進めるべき
東京一極集中の打破

吉村
今の日本の政治は、やはり永田町が中心になっていて、国会議員が一番上にいて、中央政府から地方までがピラミッドになっています。僕は、これは違うと思う。維新は、地方が力をつけて強くならないと日本は良くならないという考えです。維新からも若いメンバーが首長や市長としてどんどん生まれています。国政とタッグを組みながら、日本の地方自治の在り方を考えています。
弘兼
地方って、自給自足ができれば一番理想的ですよね。しかし、自治体によって財政力とか、人口なども差があります。それなら、昔の廃藩置県を元に戻して、廃県置藩にしたらどうか、例えば力の弱い県と弱い県が合体するようなことで強くなって、地方分権を推進していけば、割とスムーズにいくんじゃないかと思うんです。
吉村
まさにそれをやろうとしたのが、大阪都構想なんです。大阪市と大阪府、どちらも巨大なんですが、これをひとつにして大阪都という強力な行政推進機構をつくりだそうと考えました。でも、二回住民投票をやって二回とも僅差で否決になりました。民主的な方法で統治機構改革を進めるのは非常にハードルが高いですね。
弘兼
姉が大阪に住んでいるんですが、都構想が実現しなくて本当に残念がっていました。どうしてみんな反対するんだろうって。
吉村
そうやって賛成してくださる方、本当にうれしくて。新たな挑戦をしようと思ってくれる方々が大勢いるというのは僕らにとってパワーでしたが、どうしてもあと一歩力が及ばず…。それが民主主義で。
弘兼
仕方がないですもんね。
吉村
昔、明治維新のときのあの人たちは本当にすごかった。当時の幕府の体制、藩の体制ではこれからの日本は持たないと考えて、命がけで闘ったんですから。ここから近代国家に移っていったわけなんですが、当時の廃藩置県以来、日本はずっと同じ形なんです。時代も社会もこんなに変わっているのに。都道府県なんて、もともと馬で動く時代に目の行き届く範囲として決められたものですからね。
弘兼
そうですよね。時代が変わった。
吉村
先ほど先生が仰った、いくつかの都道府県をひとつに併せる道州制のような形が、目指すべき姿だと思います。もちろん、そこには不利益を被る人がいて反発が生じるから、民主的に実現するのは本当に難しい。統治機構を根本から改めることになりますからね。都構想と同じように。でも、これは政治でしかできないこと。やらなきゃいけない。
弘兼
市町村合併の巨大なものができればね。地方の壁があるので、大変だとは思いますが。
吉村
世界的に見ても、地方都市がそれぞれ成長しています。日本は東京に、情報も金融も政治も権力も完全に集中させている。万が一、東京に何かあったときにはどうなるのかというのを誰も考えてない。それでもシンガポールみたいに日本がぐんぐん成長していればいいですけど、そうもなっていない。これからは国よりも都市が選ばれる時代になってくると思うので、日本にも核になる都市っていうのが必要になると思います。
弘兼
なるほど、それは地方分権、地方創生にもなりますよね。
吉村
そうなんです。だから、まずはその突破口として、経済的に第二の都市を築いてきた大阪が副首都を目指す。東京に何かあったときには大阪からバックアップできるぐらいの規模を目指すんです。日本に何かしてもらうのではなく、日本を引っ張っていけるような都市を。
弘兼
そうですね。期待しています。
吉村
それが実現すれば、次は福岡や、札幌や、いろんな都市がそれぞれ個性に合わせて成長する。全国各地で、ニョキニョキと竹の子みたいに都市が成長するというのが、これからの日本の目指すべき成長像だと思うんです。
弘兼
東日本大震災を受けて、南海トラフ地震とか、首都直下型地震がかなりの確率で発生すると言われていますからね。万が一のときに、各省庁が永田町や霞ヶ関とかに集中していると、日本の機能が止まってしまいます。すでにいくつかの省庁は、大阪や名古屋という大都市に分散する構想がありますよね。大阪にも何省かがくるとなると?やらない?やります?
吉村
いいですよね。経産省とか、デジタル庁とかも。でもそういう構想があっても、実際には分室ができるくらいのことしかできません。動かないんです。
弘兼
動かないですか。国会議事堂も動かすという話もありましたが。
吉村
参議院は大阪でやったらいいんですよ。もしくは通常国会は東京でやって、秋の臨時国会は大阪でやるとか。
弘兼
なるほど、いいですね、それは。いずれにしても、万が一のときの補完システムは要りますよね。
吉村
企業はもう、それをやりはじめているんです。政治行政だけはこれをやらない。バックアップ、リスクヘッジ、地方になにかを任せようとする視点がないというのは、日本にとって大きなリスクだと感じます。
弘兼
昔、インターネットなどなかった時代には、中央集権にする意味はあったんですが、今はそれもなくなりましたからね。
吉村
これだけ時代が変わったのに、今までずっとやり続けていること、東京一極集中に違和感を持たないのが、今の日本の政治行政なんです。日本維新の会は、地方自治統治機構や身を切る改革など、自民党ができないこと、やらないことをする政党です。今の時代に合わせた国の仕組みを作りたいと本気で思っています。
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